今年の春は、昨年の9月に蒔いたサカタのタネの撫子が満開でした。 ダイアンサスのフォトンミックスはホットピンクとソフトピンクのツートーン。 我が家の庭の片隅に毎年咲いてくれる白い蛍袋とお似合いでした。
今年は夏の間に茂り過ぎたので、短く切って9月に挿し芽をしました。
撫子は秋の花です。 一年前の秋に欲しかった花でした。 デルフィニウムのプデル・ミックスと一緒にサカタのタネに去年の8月29日に注文しています。
なかなか芽が出なかった事もあって、なかば諦めて放置状態でした。 かなり寒い冬だったので2階のベランダのプランターに置いていましたが、立ち上がる元氣が無く、地に這ったような状態で見るからに可哀想でした。
春になってから、階下に降ろして鉢植えにしました。 自分で立つ元氣が無いならば、立たせるしかない。 支柱を立てて細々としたダイアンサスの茎を支柱に結わえて様子を見ました。
駄目だと思っていたので、5月に最初の花が咲いたときはとても嬉しく思いました。 根が元氣に張ってからは自立するものも出てきました。
「切るか、支えるか?」
支えてみると、咲く花もあります。
昨年の秋に母がもらった桔梗も、冬越ししたので支えてみたら咲くようになりました。 春に最初のシーズンを迎えた後は元氣がありませんでしたが、お礼肥をしたら、秋風を感じてか、再び咲くようになりました。
昨年母が欲しかった桔梗の花も、私が欲しかった撫子の花も、今年の秋は我が家の庭で咲いてくれました。
1年後に夢が叶えば、御の字ですよね。
文化の日に書いておきます。