白花夕顔はヨルガオだった

昨日までの夏日が嘘のような水曜日です。

今日は恵みの雨でした。 潤ったお陰で白花夕顔が一気に咲きました。

2階のベランダでは午後5時には大きく開いていました。

今日は2輪とも切り花にしました。

これは大きい。

玄関床の女王様です。

槇の生垣に蔓が達した地植えの白花夕顔も、小雨に濡れながら上を向いて咲きました。

立派な種を採りたいので、地植えの3輪は切り花にしませんでした。

白花夕顔は一夜花です。 切り花にすると一時間しか持ちませんが、とても良い薫りが翌朝まで続きます。 7月から咲いてくれたので、お盆前から御供えにしてきました。 秋のお彼岸を過ぎても相変わらず御供えにしています。

今年は白花夕顔に本当に癒されましたから、少しググって調べてみました。

白花夕顔はヒルガオ科のヨルガオだそうです。

午後8時頃に開花すると書かれていますが、気象操作が日常化した今、たいてい空は真っ白ですから、早い日は午後3時ぐらいに咲き始めます。

立派な種が採りたいならば、11月まで撤去しないようにとも書かれていました。 確かに昨年の11月はまだ種が乾いていなかったので、白花夕顔を撤去したのは師走になってからでした。 今年は既に6本は撤去しているので、残りの撤去も少し早いかも知れません。

原産地では多年草ですが、日本では一年草なので、採種しておく必要があります。 受粉作業を行ってくれるのは、エビガラスズメガだそうです。 但し、幼虫は葉っぱを食べるので駆除するかどうかは考えた方が良いとの事でした。

昨年の夏、白花夕顔のきれいな緑のハート型の葉っぱを爆食いしたあの巨大な青虫君達は、エビガラスズメの幼虫でした。 本格的な花のシーズンを迎える前に、たった二匹で艶々とした緑の葉っぱを食べ尽くしてしまいました。

エビガラスズメガの幼虫
エビガラスズメガの幼虫

秋風が吹く前に茶色になり始めたので、二匹とも近所の空き地で野生化したオーシャン・ブルーの葉っぱに移動してもらいました。

今年は小さな幼虫の内に葉っぱごと撤去してきました。

エビガラスズメガの幼虫
エビガラスズメガの幼虫

それでも、秋を迎えた今は立派な実がついています。

水切れしないように注意してきましたが、猛暑の間はあまり咲きませんでした。が、秋になって元氣回復。 再び大輪が咲くようになりました。

害虫も益虫も分からぬままに殺生をしてきました。 みどりのカーテンも色々ありましたが、白花夕顔を育てて良かったなと思える3年目です。

南無阿弥陀仏。