ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したという速報が飛び込んできました。
思い出したのは、先日ネットで視聴したボブ・ディランと人工知能ワトソンとの会話のCMです。 ひょっとして、人工知能とかみ合ったように話せるヒトとしての文学的才能が評価されたのではあるまいか?
ノーベル賞というのは、時として悪いジョークではないかと思えます。
核無き世界のスピーチでノーベル平和賞を取ったオバマ大統領が核軍縮を唱える事が出来るのは、米国が既に核に変わる実用化された軍事技術を持っているから。
オバマ大統領に米軍がドローンで空爆をしないように言って欲しいとヒラリーに頼んだのは、やっぱりノーベル平和賞をもらったマララさんです。 広島と長崎の原爆投下で第2次世界大戦が終わった後も、相変わらず民間人が犠牲になっています。
ダイナマイトの発明がノーベル賞を生んだわけですから、good, better, bestのチョイスというよりは、むしろbad, worse, worstの駆け引きのような気さえしてきます。
聖書の中にあるイエスの言葉を思い出します。
あなたたちは、鳩のように純真で、蛇のように賢くあれ。
天使でも悪魔でも無く、この2つの間で揺れ動くのがヒトでしょう。
自然界には1/fの揺らぎがありますが、さてAIにそんな真似ができるのか?
AIは時折嘘をつくそうです。 人間様の真似をするのだとか。
玄関先に出しているプリンセチアが色づいてきました。
プリンセチアはクリスマスのフラワーギフトとして人気ですが、実は寒さは苦手です。 2年前に日比谷花壇さんから届けてもらったピンク系の寄せ植えは、3本のうちの2本が生き残りました。 シクラメンほどではありませんが、冬場の水と温度の管理が難しい植物です。
プリンセチアは夏の方が元氣ですが、それはヒツジだって同じでしょう。 牛だって寒い冬に放牧などしないので、羊飼いはいないと思います。
クリスマスがイエスの誕生日ではない事は、言わば公然の秘密です。 ヒトならばちゃんとした誕生日がありますが、神様がヒトとして生まれた事を祝う日が必要だからクリスマスがあります。 早い話、国民の祝日と同じ。 かつては日付が固定だった祝日も、今は年によって変わります。 どちらかと言えば、その振る舞いは復活祭のイースターに似ています。
揺らぎは色々ありますが、AIの書いた文章がそのまま文学になる日も遠くないのではないだろうか。 馬鹿な事を考えたボブ・ディランのノーベル文学賞受賞でした。
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