最近気になるCMがあります。
「OK, Google. ピザ食べたい。」
「餃子食べたい。」
何度聞いても不思議です。 この違和感は何だろう?
昭和な私の頭に浮かぶのは、
What do you want?
I want pizza.
What do you want?
I want gyoza.
中華料理の餃子は大抵が水餃子ですから、日本人が餃子として思い浮かべる餃子はJapanese Pan-Fried Dumplingsと表現するか、やっぱりgyozaになると思います。
最初の疑問文で強く発音される単語はwantで、2つめの疑問文で強く発音される単語はyou。 中学英語のトラウマです。
私の世代の英語学習者ならばSVOの構文は中学生1年生レベル。
「ご主人様、何をお望みでしょうか?」
魔法のランプのジーニーの問いかけに、日本語で答えただけじゃないの。
グーグルの検索窓とは一体何でしょう?
モノが買いたい人は、多分、アマゾンの検索窓を使うでしょう。 樂天のポイントを集めている人は、楽天市場かも知れません。 Tポイントを集めている人は、ヤフーかも知れないし、ロハコかも知れません。
ピザを作りたい人や、餃子を作りたい人は、
ピザ レシピ
餃子 レシピ
でググるでしょうし、直接クックパッドで調べるかも知れません。
どこかのお店で美味しいピザや餃子が食べたい人は、例えば
ピザ 天神
のように、食べ物の名前と地名をいれて、食べログの評価を参考にすると思います。
OK, Google. I want pizza.
I want gyoza.
AI様々なのかも知れませんが、音声認識が可能なスマホから、とても馬鹿にされたように感じる2016年です。
iPhone 6 Plusのユーザーですが、Siriは使っていません。 iOS 10にアップデートするつもりはありません。
MacBook AirにmacOS Sierraに無料アップグレードする予定も、今の所はありません。
OK, Apple. I have enough.
昭和な私は手足は道具の一部だと思っています。 外食よりもおうちご飯の世代です。
OK, Google. Tell me how to make good gyoza.
本当にAIに繋がったスマホがレシピを人間のように喋り出したら、かなり恐いです。 マイクは常にオンの状態で、盗聴されているのと同じでしょう。
複合キーワードの音声検索も急ぎの時は使いますが、文章では尋ねません。 iPhone 6 Plusを使っていますが、Siriは使っていません。
私は人に尋ねたい。
スマホに尋ねると言うことは、人よりAIに尋ねるという事ですよね。
尋ねられるチャンスを失った誰かさんは、尋ねられたAIのように学習する機会を失うわけです。 AIは益々賢くなるし、人は今よりも考えなくなります。
いわゆるNWOは、AIがもたらす新世界秩序なのでしょう。 このまま進めば、Georgia Guide Stoneに記されているように、世界の人口が5億人の平和な世の中が来るような気がします。
国連のAgenda 2030の世界です。
人は自然を必要とするが、自然は人を必要としない。
あのメッセージは強烈です。
せめてAIが日本語の愛でありますように。
日本人にとって物作りは愛の表現だったように思います。
お料理は特に。
OK, Google. I make pizza.
これが愛になるかどうかですよね。
人間様とAIのお互いにとって。
さて、愛ちゃんは餃子好きかなぁ?