祇園祭と雨乞い祭り

7月は日本各地で祇園祭があります。

京都の祇園祭や、博多祇園山笠は有名です。

市内に「大蛇山」という祇園祭りがありますが、基本的に雨乞い祭りです。 地域おこしの意味もあって、祭りを盛り上げようと、祭関係者が参加者を募って「総踊り」をするようになりました。 一万人の総踊などをすると、大雨になります。

アフリカで行われているRain Danceと基本的には同じです。

雨乞いの踊りだと言うことを知らない人々にとって、踊りが雨雲を引き寄せるなんて信じられないかも知れません。 大雨になって祭の行事が幾つか中止になると、腹を立てたりします。

でも、アフリカには干ばつになると雨が降るまで一週間も踊り続ける人達がいるそうです。 雨が降るまで踊りを止めない。 干ばつは死を意味するからです。

島国の日本は火山国です。 干ばつよりも火山や地震が大きな自然災害です。 火を噴く大蛇は、火砕流だと言う人もいます。 水を求めて火を吹く大蛇から逃げ惑う人々の記憶を呼び覚ます雨乞いの踊りです。

神事はバランスだと思います。 雨乞い祭りも、バランスだと思います。 先に水を呼ぶと、次は火を噴きます。

九州で豪雨の被害が出ています。

写真は筥崎宮の紫陽花苑で撮った写真です。

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日本各地で7月に行われる祇園祭は、シオンの祭りだそうです。 暴れ神輿が練り歩きますが、日本各地の祇園祭が無事に済むことを祈る2015年です。

合掌。

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